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date :2011年09月

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ジャンヌ・ダルクが好きです。
『歴史上の尊敬する・好きな人物は?』と問われればガリバルディか彼女かの2択です。

ジャンヌは様々な監督により多様な描かれ方で映画化されていますが、
リュック・ベッソン監督のジャンヌの、タイトルのセリフがやたら印象に残っています。

Follow me.
「私についてこい!」「私に続け!」そんなところでしょうか。

ジャンヌが戦場に切り込んでいく際に怖気づく自軍を奮い立たせる言葉なんですが、
まあご存知の通り、最初はイカれたペテン師扱いのジャンヌ。
彼女自身は確固とした信念を持ってその戦場に臨んでるわけですが、
一般兵から見りゃ何言っちゃってんの?状態。
ただの名も無き少女でしかありません。


さて、自主映画の現場は戦場です。
うちの現場に関わる全ての人間にそのモチベを求めてはいけないと思いますが
(そういう門戸の開け方してないので)、私としては戦です。

これが、私が有名将校だったり既に実績のある名のある有名監督だったら
さほどのプレッシャーはないのかもしれません。
が、特に受賞歴とかもない無名自主映画監督。
そんな私の企画に出演者・スタッフ一同へ向かってFollow me.言うのは
結構勇気がいるわけです。
付いてきてくれないかもしれない。
付いてきてくれたとしても自分はその期待に応えられるのか。
いざ突っ走って、振り返ったら誰もいなかったらどうしよう。
でもやるっきゃないの私がやるべき事のために。
壮絶なプレッシャーと葛藤の末に、言っちゃえFollow me.

そのへんが私がジャンヌへ抱く勝手なシンパシーです。


さて、今更感が漂いますが、『白紅』総括的なお話を。

企画は私が専門学校時代・前作『思春期』完成後なので5年前になりますか。
白紅は、社会人になってからは初の自主映画です。
9.11テロは私の製作テーマに結構な影響を与えてまして、
今回のも大分テーマに絡んでいます。
別に狙ったわけでなくなんとなしに久々に書いていますが、奇しくも明日が9.11ですね。
ブッシュ元大統領の「俺の味方につけ。でなきゃお前も敵とみなすよ」発言は衝撃的でした
(まあそのへんは第2作『愛せよ孤独』で)。
今回は、9.11から端を発した私の、戦争終わらねーなー、という極単純な嘆きです。
あとは日本の各地である『無防備都市宣言』なんかにも大分影響与えられました。
無防備宣言都市のような理想を追っかけてるのが主人公・すみで、
戦いたくないけどいざって時は戦うぜ!武器持つぜ!というのが舞台の清川村・JAPAN。
そんな『戦わない』すみと、彼女を『守るために戦う』村の若勢頭・清十郎。
二人の恋模様を軸に、ある争いの終結への道を探った、ってところです。

製作的な話。
出演者は主に、私の大学映画研究時代の同期、専門学校時代の同期・後輩で、
新たにネットで知り合ったり、友達の友達、で探し当てた舞台関係の方々、
そして地元福島いわき市の映画好き(別に好きじゃない方もいたかもw)の一般の方々、です。

製作費は約200万円、うち交通費が130万円くらい占めてます。
製作途中で私の住居が、東京→群馬→いわき、と転々としたこともありますが、
出演者も東京・群馬・いわきと各地に散らばっているので、ということですね。
東京から車4台出すとそれだけで往復交通費10万円、と。
次回は製作費ちょっと考えたいですね。
全部自分でやってると、そのへん勢いでやっちゃうのでよくない。
全ていわき人でやるとすると、驚くほど安くあがるのでは!

しかしなんでしたっけ、あずみ2とかゴジラ3のなんとかリュウヘイ監督。
予算30万円で作った自主『Versus』でプロへの道を開いたってんだから素晴らしいですね。
やりくり上手うらやまし。

しかしまあ「よくそんなにお金かけたね!」と驚かれますが、
大したもんじゃないです。
いわき人なら趣味の車に200万かけるなんて多分普通ですし、
他にも5年間で200万使うくらいの趣味もってる人なんてザラにいるでしょう。
海外旅行とか飲みとか。
私の車は30万ですけどね。


お次、現場的な話。

いや波乱万丈だった。
本人見てるかもしれないけど書きますよ。別に隠すほどのことじゃない。
アトリエカザミ初の『現場内恋愛』がヒートアップし、
そのフォロー(Follow me.でなくw)に追われる始末。
「羽賀~聞いてくれよ、アイツとアイツがさぁ……」
私に製作以外のことで気を煩わせてくれるな…!(’’;
専任の『現場癒し担当』とか欲しいですね。
ちなみに「出演者の女の子を好きになっちゃったりしないの?」とよく聞かれますが、
監督と女優がくっつくってのはよく聞きますが、私の場合はありません。
映画完成の為にどんな些細なものでも余計な波立てたくないし。

あとは社会人多数ってことで、スケ組みに難航したというのがあります。
製作期間がこれだけかかった一番の要因です。
ロケの度に「久しぶり~」「元気だった~?」の挨拶が。
長い時で半年くらい空いた時もありましたし。
普段他の仕事や舞台活動をしている合間にスケジュールを空けてもらうわけですから、
どうしてもベストなキャスティングで臨もうとすると、合わない。
そのへんもイメージキャストに多少の妥協があったとしても、
スケジュール組みを少し優先させるべきなのかもしれません。

そんなこんなで昨年8月クランクアップの12月内々での試写、
2月いわきぼうけん映画祭・特別招待作品枠で初上映、
3月東京上映会……の前日に地震。
改めて、5月調布上映会、そしてチャリティー上映会LUMIEREにて上映。
そしてラスト、8月7日『FSI~いわきの原風景に思いを馳せる映画上映会~』にて最終上映。
とりあえず目下予定していた上映は全て終了しました。
上映日程の変更などバタバタし告知が不完全だったこともあり、
単純な入場者数は前作よりも少なかったかも。
でも今回は新しい観客層に恵まれた気がします。



ふと思い立って、これまでの製作物を並べてみました。仕事でなく自主のほうの。
KC3V0132.jpg

・第1作『Maria's Promise』(マリプロ)
・第2作『愛せよ孤独 -LoveLoveLonely-』(愛孤3L)
・LOVE RING(撮影編集でヘルプ)
・CASE OFFICER PV(地元の走り屋チームのPVw)
・第3作『思春期リフレインズ ~March on March~』(思春期MOM)
・Destinyに流されて アルティメット鍋STORY(撮影・編集でヘルプ)
・第4作『白薔薇が紅に染まるまで』
まあ他にもイベントPVとか後輩の結婚式だとかはありますが、
映画っぽいものはこんなもんです。
うーん、並べてみると感慨深い。
アトリエカザミ10周年。
次回も勇気を出してあなたに言います。
Follow me.
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近況

いわき市『非』公認のご当地ヒーロー映画『磐城七浜 ワダツミセブン』第4話制作開始。(2017年1月)

プロフィール

KAZAMI/羽賀慎一郎

Author:KAZAMI/羽賀慎一郎
風見映像スタジオ代表。
いわき市非公認ご当地ヒーロー映画『磐城七浜ワダツミセブン』監督・脚本・編集・プロデューサー。

福島いわきを拠点とし、市民参加型映画製作をしています。
人の生理に訴えかけられるような作品づくりが目標です。作品を通して、観て頂いた方々に、正のものであれ負のものであれ、何らかのEMOTIONを喚起できれば幸いです。

■いわき市非公認ヒーロー映画「磐城七浜ワダツミセブン」過去作品動画まとめページは<こちら>
ワダツミセブン公式サイトは<こちら>

■第2回いわきぼうけん映画祭実行委員会製作作品『R』、2013年2月完成。
まとめページは<こちら>

■2011年製作 自主映画『白薔薇が紅に染まるまで』まとめページは<こちら>
動画まとめページは<こちら>

■風見映像スタジオは『いわきぼうけん映画祭』を熱烈に応援しています。
<いわきぼうけん映画祭公式サイト>

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