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【演出】3・5・8 テーマ描くにゃ直球勝負

私、自主映画監督といっても製作的・現場進行的なことしかできず、
「演出」になっちゃうと未熟も未熟なことを自覚してはいますが、
ちょいと演出っぽい話を。

映画にはテーマが必要です。
テーマと言っても結構広義になっちゃいますが、
他の言葉に換えるなら「(監督の)狙い」とか「訴えたいモノ」とかでしょうか。
実験映像とかスタイリッシュVJ映像とかならともかく
(それも何かしらの狙いはあると思いますが)、
ことドラマ作品においてテーマなき作品てのは皆無なのではないかと思います。

さて、テーマを描くにあたって必要なのが『演出』です。

なんかわかりやすい例を……「愛」にしましょうか。
デカっ。

演出の「ない」順に記します。
とりあえず思いついた例です。

パっと思いついた、「最底辺」の描き方。

①「愛してます」と文字で書く。(脚本の文章、的な感じでご想像下さい)
そのまんまじゃん! そうです。そのまんまなんです。
演出もクソもないんです。
これが「ラブレター」とかになるとまた別です。それは演出入ってます。

②役者を立たせて「愛してます」とセリフを言わせる。
前の①は媒体を指定しませんでしたが、ここからは「映像」で。
芝居が入ります。役者の表情が入ります。
セリフの言い回しや表情で、その愛をいかようにも描けます。
演出です。

③それらしきシーンを設定して、役者に「愛してます」と言わせる
学校の卒業式だとか、夕暮れ時の人気のない図書室だとか、あるいは公園でもなんでも。
その愛を伝えるのに効果的な舞台設定をします。

しかーし。
ここまではまだ「言葉」という媒体を用いて愛を伝えちゃってます。
悪いことではありませんが、「映像」的にはさらに上に持っていきたいところ。
段階踏んでいくの面倒になったので一気に飛ばします。

④女役、女が惚れてる男A、女の元彼B、ヤクザ役と、キャストを準備します。
女と元彼Bの過去の物語を作ります。
元彼Bはヤク中で、女から別れ話を切り出した。
でAと新たな恋を始めようとしたところ、元彼Bがヤクザを連れてきて、
Aを殺させようとする。
ボコボコにされるA。
「Aを殺させたくなかったら俺とヨリ戻せ」と持ちかけるB。
女は、自分の恋よりAの命を優先させ、Bの元へ歩み寄る。
Bに肩を抱かれ去る女、去り際に振り返りAを見つめる。涙。

まあちゃちい話ではありますが、これで一応は映画の体裁は整います。
そんな感じで演出に演出を重ね、テーマを様々な角度から描くわけです。
演出って、芝居の指導だけじゃなくて、
役者選びから場面設定から小道具選びからもろもろもろもろ全て含んでるんですね。

という具合に、「愛してます」一つでも色々な描き方がある、と。
私の場合セリフに頼りすぎちゃうところがあるので反省したいところですが。
……あ、この例で純愛ハッピーエンドもの期待しました? 残念!


さて、長くなりましたが要するに、
演出してテーマ描けよ、テーマ描くために演出があるんだよ、ってことです。
逆に言えばテーマが描ききれているなら
ごちゃごちゃと面倒なストーリーも何もいらない、ってことでもあります。
さて、そこでいい例を見つけたのでご紹介します。
例のいわきぼうけん映画祭の出品作の一つです。


■3・5・8  (第1回いわきぼうけん映画祭上映作品)
http://www.youtube.com/watch?v=k4yA5hHPZRo

企画・制作 PROJECT358(岡崎和彦・篠崎哲也・三原由起子)
監督:三原由起子


……淀みねぇ! 迷いがない! わかりやすい!
全てが「三五八漬け(ひいては地元・親)への愛」で埋め尽くされている。
突飛な演出にも全て無駄がない。
ストーリーというストーリーがないので映画っぽくはないかもしれませんが、
この演出力恐るべし。
しかも初監督作品ですって、あらヤダすごいじゃないですか……!

いわきすげーよ。盛り上がりますよコレ。
ショートフィルムってのは尺が短い分、その演出力が試されます。
いかに限られた時間でテーマを強く描けるか。
その最高峰がCMなんですが。

ショートフィルム苦手だよムズイよ。
でもがんばるよ、演出力付けるよあたい。
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secret

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comment

ありがとうございます☆

ご紹介いただきまして、ありがとうございます☆
感想もとってもうれしいです☆励みになりました☆
映像の自由さに翻弄された部分もありましたが、
いろんな方々のご協力のおかげで、こうして作品になったのは、
感慨深いです☆
カザミさんもご協力ありがとうございました☆

>ゆきこさん

だってマジで感動しましたもん。
衝撃でしたもん。

>映像の自由さに翻弄された

麻薬的な取引・中毒性、中毒者インタビュー、おまけに歌までつくっちゃう、しかもそのライブ熱い、などなど、見事にその「自由さ」をフル活用されましたね~。

どこかにも記しましたが、これからも映像製作を続けて欲しいです!

昨日から頭の中で3 5 8の歌が鳴りやまないんですけど(笑)

>kAZAWAさん

監督の術中に見事にハマってしまいましたね!
監督冥利に尽きることでしょう。

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近況

いわき市『非』公認のご当地ヒーロー映画『磐城七浜 ワダツミセブン』第4話制作開始。(2017年1月)

プロフィール

KAZAMI/羽賀慎一郎

Author:KAZAMI/羽賀慎一郎
風見映像スタジオ代表。
いわき市非公認ご当地ヒーロー映画『磐城七浜ワダツミセブン』監督・脚本・編集・プロデューサー。

福島いわきを拠点とし、市民参加型映画製作をしています。
人の生理に訴えかけられるような作品づくりが目標です。作品を通して、観て頂いた方々に、正のものであれ負のものであれ、何らかのEMOTIONを喚起できれば幸いです。

■いわき市非公認ヒーロー映画「磐城七浜ワダツミセブン」過去作品動画まとめページは<こちら>
ワダツミセブン公式サイトは<こちら>

■第2回いわきぼうけん映画祭実行委員会製作作品『R』、2013年2月完成。
まとめページは<こちら>

■2011年製作 自主映画『白薔薇が紅に染まるまで』まとめページは<こちら>
動画まとめページは<こちら>

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