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【動画】語り継ぐもの いわきサンシャインTV

レポートものや記録の仕事はちらほらあれど、
久々に仕事でドキュメンタリー撮らせてもらえる機会に恵まれました。
「震災に関連した動画をなんかつくって」というアバウトなオファー(笑)
企画書も1発で通り、やりたいことやらせて頂きました!

で、『いわきサンシャインTV』という、いわき市密着動画サイトで公開されました。


katari_samune.jpg

『語り継ぐもの』
震災から3年。
映像や写真を撮る、記録資料を収集・保存する、自らの口で語り部として語り継ぐ、
といった「語り継ぐ」方々にフォーカスしたドキュメンタリー。

<いわきサンシャインTV>

<YouTube 語り継ぐもの 直リンク>

ドキュメンタリーというには取材量が足りませんが、
その分いいインタビューが撮れたと思ってますがいかがでしょ?

今回取材を快諾して下さった3人。
DVD「かもめの視線」でいまや全国的知名度を誇る空撮家の酒井英治さん。
いわき明星大学震災アーカイブ室の川副早央里さん。
そして被災地スタディーガイドツアーを主催する、NPO法人ふよう土2100の里見喜生さん。
三者三様の「記録・記憶を後世に残す」思いは伝わったでしょうか。
多分その三人、私の知らないところで口裏合わせてたりしないと思うんですが、
見事に話が繋がったもんです。

ところで、ドキュメンタリーだから構成とか脚本とかがないというわけではありません。
「面白い人がいた!話聞いてみよう!ロケだーワーイ!」とかそんなノリじゃないです(笑)
ドキュメンタリーにも『構成表』というものが存在します。
いや、勿論こちらが想定した答えが出ない場合とかも多々ありますよ当然。
しかし、何も考えずにインタビューするのと、
自分の中で番組の構成を組み立ててからインタビューするのでは、
撮れ高(撮影素材の良し悪し)が雲泥の差です。
ドラマでは勿論テーマやら企画趣旨やらが必須と私は考えていますが、
ドキュメンタリーにだって当然必要です。
インタビューの問いしかり、編集での取捨選択しかり。
最近の例だと「今のいわき市民のありのままの姿を描きました」、
というドキュメンタリー映画がありましたが、あれは記録映画……でしょうか。

とか偉そうに言っちゃいましたけど、
私民放のドキュメンタリーは1年ちょいADやっただけなんですけどね!
(というのを前の映画の助監督に言ったら超がっかりされて俺ショック)


そしてドラマパート。
これまでうちの自主映画に出演して下さった役者さん方に、
ギャラ出して出演してもらいました。気持っちイイ!
自主映画撮ってて、実績をあげて、で映画に出演してくれた方々に続々オファーが!
という花道を築くのが、自主映画監督としての私の、出演者への恩返しです。
まだ私自身は売れっ子というには遠く及ばず、
そんなに大きなオファーを斡旋できたことはありませんが、
まずは自分の仕事で地道にコツコツと、ですね。


さて、「ドラマパートいらないんじゃない?」
そんな声も聞こえてきそうな気がしますが、そこだけ軽く解説しておきます。
聞かれてもないのに自分で言っちゃうのとかちょっとダサイけど言っちゃいます。

今回のドキュメンタリー番組の導入部とラストにあのドラマパートを入れた理由ですが、
以下の3点です。

・構成のインパクト
通常のドキュメンタリーというのは、以下のようなものが多いと思うんですよ。

①取材対象者の画に始まり、取材対象者の画に終わる。
基本ナレーションでインタビュー以外の画の状況を補完。

②スタジオでイントロダクションがあってからの①。
で途中でスタジオ挟んだりして最終的にスタジオで〆。

最近思うことが、「テーマ・主題を伝えるのに、うまく伝える為のテクニックが必要」ということです。
テクニックというとなんだか小賢しい匂いがしますが、
そこが映像制作者としての腕の見せ所であり、命題なのです。
言いたいこと言うだけ言ってハイ終わり!あとは勝手に感じて!
というようなこのブログのようなのは良くないわけです。
ですので、ドキュメンタリーには物珍しいドラマのイントロダクションを入れることにより、
「こいつぁ何かが違う…!」と軽く呆気にとらせつつ、
その後のインタビューの内容・番組の趣旨を(わかりやすすぎるくらいですが)バーンと打ち出したわけです。

これ、いわき市の桜が丘高校放送局の映像作品に触発されたところもあります。
NHK放送コンクールだか総文だかで全国優勝(だったかな…)した作品があるんですが、
いわき市の高校生の映像のレベル高いんですよ……おらびびったぞ。


・「忘れてるよね」の気付き(の大げさ版)
実際現地の私も記憶の風化はあります。
東北3県外の方などは当然その具合も早いでしょう。
正直、忘れてますよね? おぼろげですよね?
ですので、ドラマパートの記者・被災者女性に、直球でそれを問いかけさせてみました。


・ニューカメラでドラマ撮りたかったのぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
デジタル一眼レフムービーが流行り始めた昨今、
「ふざけんな動画は動画! スチールカメラでなくビデオカメラでいい画を撮りたいの!」
ということで購入したSONY NEX FS100でドラマ撮りたかったんです!
諸所でいいボケ味を出せたと思いますが、やっぱ35mmセンサーは扱いが難しいですね。
でもこれは画作りに弱い私にとって、かなりの救世主です。
あ、プロカメラマンの方、突っ込み・ご指導もろもろお待ちしてます!


というような意図で制作しました。
映画の上映会とかならアンケート配ったりしてレスポンスがわかるんですけど、
WEBだとイマイチ反応がつかみにくい……のかな?
ご感想なんぞ聞かせて頂けたら私歓喜。おっまちしってまーす!


最後に、今回の番組制作にあたり、取材・出演・スタッフや場所小道具提供等、
ご協力頂いた皆様、そしてこの企画にGOをくれたいわきサンシャインTV、
そしてそして番組をご覧下さった皆様に感謝申し上げます。
ありがとうございました。
「TV局のないいわきで映像文化盛り上げていこうぜ!」という趣旨もある
今回のプロデュースのいわきサンシャインTVさん共々、
こういったことの積み重ねでいわきの映画・映像文化の盛り上がりを期待します。
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拝見しました〜

ぐんまPV以来、お久しぶりですお元氣ですか
震災関連は辛すぎてずっと見られなかったのですが今年からは少しづつ立ち直り始めています…この女性の氣持ちも何か分かる氣がします…
横山さんも頑張ってるなあ!!

カモメの視線もすごく大切、
明星大に私の持っている震災の写真をおくろうかな、
震災後に人に伝えるべく案内など動ける方々を尊敬、など
たくさん考えました

この映像を作ったかざみさんや全ての方に感謝しています
ありがとうございました

浜風商店街は夫の実家(電器屋)なのですよ〜

あと私のブログで紹介させて頂いてもよろしいでしょうか?

こゆきのこころ
http://blog.livedoor.jp/koyukino_kokoro/

寒いのでお体をご自愛くださいませ(^^)

ちえぞうさん

ご覧頂きありがとうございます。
ちえぞうさんのブログにもあった『向かい合うことが怖い』的な一節ですが、僕もまさにその状態であったゆえに今回の作品を企画しました。
僕自身は震災でダメージがほぼ皆無で、家や大切な人を失くされた方の気持ちはとても想像がつきませんが、そういった方々の『いつか』少し前向きになって全て受け入れられるように、との願いを込めたつもりです。

ブログでの紹介、大歓迎ですよ!

ではでは、また現場でお会いしましょう(^.^)

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近況

いわき市『非』公認のご当地ヒーロー映画『磐城七浜 ワダツミセブン』第4話制作開始。(2017年1月)

プロフィール

KAZAMI/羽賀慎一郎

Author:KAZAMI/羽賀慎一郎
風見映像スタジオ代表。
いわき市非公認ご当地ヒーロー映画『磐城七浜ワダツミセブン』監督・脚本・編集・プロデューサー。

福島いわきを拠点とし、市民参加型映画製作をしています。
人の生理に訴えかけられるような作品づくりが目標です。作品を通して、観て頂いた方々に、正のものであれ負のものであれ、何らかのEMOTIONを喚起できれば幸いです。

■いわき市非公認ヒーロー映画「磐城七浜ワダツミセブン」過去作品動画まとめページは<こちら>
ワダツミセブン公式サイトは<こちら>

■第2回いわきぼうけん映画祭実行委員会製作作品『R』、2013年2月完成。
まとめページは<こちら>

■2011年製作 自主映画『白薔薇が紅に染まるまで』まとめページは<こちら>
動画まとめページは<こちら>

■風見映像スタジオは『いわきぼうけん映画祭』を熱烈に応援しています。
<いわきぼうけん映画祭公式サイト>

■香盤表・ロケスケのテンプレのダウンロードは<こちら>

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